■電車内にあるパイプバーの役割

電車のシートの一番端にはパイプバーがあります。

このパイプバーは乗客のひじ掛け用で、座ったとき一番幅をとるのが肩ですが、それよりも下の位置に配置して、あの高さになったそうです。

通勤時間などのラッシュ時に、パイプバーの脇にたっている人が押されて座席側に倒れこむのを防ぐ仕切りの役割も果たしているといいます。

立っている乗客と座席に座っている乗客との干渉を防ぐ目的で、座席脇にパイプではなく仕切り板を設置し、最近はさらにその仕切り板を大型化した車両も見かけます。

また、仕切り板の大型化とともに、鋭くカーブしたデザインのものも登場して、これだと立っている乗客は腰をかけることができませんが下半身をもたれかけるのにいい具合で、座っている乗客の側は肘をかけることはできませんが脇に立っている人に煩わされることがなくなります。

仕切り板が高いと、ドアの開封の際にともなう隙間風をさえぎることができるなどの利点もあります。

しかし、混雑時にはたくさんの人がパイプにつかまるので仕切り板よりもパイプのほうが握りやすいというのはあり、仕切り板を大きくする一方で手すり用のパイプも残したほうがよく、そのため試行錯誤を繰り返して少しずつ改良されているそうです。