電車内にあるパイプバーの役割

電車のシートの一番端にはパイプバーがあります。

このパイプバーは乗客のひじ掛け用で、座ったとき一番幅をとるのが肩ですが、それよりも下の位置に配置して、あの高さになったそうです。

通勤時間などのラッシュ時に、パイプバーの脇にたっている人が押されて座席側に倒れこむのを防ぐ仕切りの役割も果たしているといいます。

立っている乗客と座席に座っている乗客との干渉を防ぐ目的で、座席脇にパイプではなく仕切り板を設置し、最近はさらにその仕切り板を大型化した車両も見かけます。

また、仕切り板の大型化とともに、鋭くカーブしたデザインのものも登場して、これだと立っている乗客は腰をかけることができませんが下半身をもたれかけるのにいい具合で、座っている乗客の側は肘をかけることはできませんが脇に立っている人に煩わされることがなくなります。

仕切り板が高いと、ドアの開封の際にともなう隙間風をさえぎることができるなどの利点もあります。

しかし、混雑時にはたくさんの人がパイプにつかまるので仕切り板よりもパイプのほうが握りやすいというのはあり、仕切り板を大きくする一方で手すり用のパイプも残したほうがよく、そのため試行錯誤を繰り返して少しずつ改良されているそうです。

天然ダイヤモンドが日本で発見された

2007(平成19)年、日本国内で天然のダイヤモンドが発見されました。

それまでは日本にダイヤモンド鉱脈はないとされてきたので、大発見となりました。

成分的な観点から見たときダイヤモンドは灰と同じで、その形成は地下120~150キロメートルもの深さにあるマントルが炭素を含む岩石に影響を与え炭素原子の配列を変化させることによるものです。

ダイヤモンドのなかでも特殊岩金のキンバレー岩と呼ばれるものは南アフリカや中国の山東省など限られた地帯でのみ採掘され、指輪などの材料となります。

キンバレー岩が形成されるのは古い地層で、日本ではそのような地層がないのでダイヤモンドの採掘はできないといわれてきたのです。

愛媛県の山間からダイヤモンドを発見したのは、名古屋大学の地質学者です。

見つかったダイヤモンドは本物でしたが、鉱脈というような大規模なものではなく、1000分の1ミリ程度のごく小さな石でマイクロ・ダイヤモンドと呼ばれるダイヤが岩石中にあったということだそうです。

マイクロ・ダイヤモンドはそれ以前にも高圧で形成された変成岩から見つかったことがあり、変成岩は日本にも広く分布していることから、今後も見つかる可能性はあるといわれています。

鉄と鋼

鉄は私たちの生活に欠かせない存在となっていて、身の回りも鉄製品がたくさんあります。

鉄製品は大きく2種類に分けると、鉄瓶のような鋳物(いもの)と、包丁やナイフなどの鋼(はがね)があります。

加熱して溶かした金属を鋳型に流し込み成形した製品の総称が鋳物で、大部分は鋳鉄から生産されますが、アルミニウムなどの鋳物製品もあります。

鋳物の鉄はもろく欠けやすいイメージですが、鋼は弾力性があり粘り強い印象です。

どちらも鉄からつくられているのに性質が異なっているのは、鋳鉄と鋼の含んでいる炭素の量が違うことによります。

鉄の原料となる鉄鉱石は鉄の元素と酸素が結びついた酸化鉄であり、この酸化鉄から酸素を取り除いて鉄をつくるときに還元剤としてコークスなどの炭素が使用されます。

そのため、鉄鉱石から取り出された鉄は炭素を多量に含んでいるのです。

鉄が炭素を多く含むので、硬くてもろい性質があり鋳物には使われますが、建築材料などには使われません。

そこで、今度は炭素を除くという工程をおこない、その結果つくられるのが鋼です。

鋳鉄と鋼は炭素の含有量により区分され、炭素含有量が2.0パーセント以下だと鋼となり、2.0~3.6パーセントが鋳鉄とされています。

天皇がおこなう公示と選挙管理委員会がおこなう告示

衆議院議員の総選挙が行なわれる際、選挙の期日について官報の詔書欄に「公示」されます。

ところが、最高裁判所裁判官の国民審査の期日については官報の告示欄に「告示」されます。

公示と告示はどちらも、国や公共機関などが選挙の期日を知らせることで、意味の違いがないのに使い分けがなされているのはどうしてなのでしょうか。

公職選挙法には「総選挙の期日は少なくとも12日前に公示しなければならない」とあるのに対し、最高裁判所裁判官国民審査法には「審査の期日前12日までに審査の期日及び審査に付される裁判官の氏名を官報で告示しなければならない」とあり、根拠となる法律の条文に違いがあることが影響しているようです。

ただ、公職選挙法でも公示だけでなく告示の言葉が使われている条文もあります。

また、公示のほうは天皇の国事行為のひとつである「国会議員の総選挙の施行を公示すること」であり、天皇陛下が選挙期日の公示行為をし、そのため国政選挙であっても補欠選挙や再選挙では公示ではなく告示のほうが用いられ、選挙管理委員会が告示をおこないます。

都道府県知事と議員の選挙や市区町村長と議員の選挙の期日についても選挙管理委員会が告示をおこないます。

大麻と麻薬の違い

マリファナおよび大麻やハシッシュと、アヘンなどの麻薬とは、原料が違っていて性質にも違いがかなりあります。

マリファナはアサ科の植物である大麻の葉を乾燥させたもの、または樹脂化、液体化させたものをいいます。

摂取は、タバコのように火をつけて煙を吸う方法や調理して摂る方法などがあります。

大麻のエキスを圧縮し固形の樹脂状にしたものがハシッシュと呼ばれるものです。

マリファナやハシッシュを吸うと気分がゆったり開放的になり、大量に吸うと幻覚作用が引き起こされます。

吸わないでいると禁断症状がでるなどの依存症はなく、身体的に有害ではないとも言われています。

麻薬であるアヘンはケシの未熟の果実からとった粘液を集め固めたもので、抽出されたモルヒネがアヘンの作用の主体となり、鎮痛や鎮静作用があるのでガンや各種の疾病の緩和医療に使用されています。

アヘンは習慣性が強く、中毒になった人が摂取をやめると不快な禁断症状が出ます。

マリファナなどの大麻は、大麻取締法による規定で一般人の所持や使用が禁止されています。

アヘンはアヘン法や麻薬及び向精神薬取締法により所持、使用、譲渡や医療目的以外での輸出入などが禁じられていて、大麻取締法よりも重刑罰です。